私のKinKi Kidsヒストリー
もう夏ですね(まだ梅雨明けしてないけど)。私、汗かくことが嫌いなのと暑さでやる気を削がれるので夏はあまり好きじゃないんですが、夏の王様を聴くとすこぶるテンション上がるし夏を楽しめる気がしてます。だって『太陽の下で夏をかじろう』って凄い詞じゃない?かじるんだよ、夏を。思いっきりかじってやろうじゃんか……!!
さっ、いきなりで何ですが、私のこれまでの人生でKinKi Kidsに影響受けた事柄をまとめたくなったので頑張ってまとめようと思います。
最初に言っておきますが、結構長いです。カップラーメンにお湯注いで待つ間に読まないことをおすすめします。麺のびます。
- 私が生まれた時、既に2人はKinKi Kidsだった
いつもこの事実に衝撃を受ける。それまで「KANZAI BOYA」だった2人は93年4月4日、SMAPの番組で「KinKi Kids」になりました。私はその約10ヶ月後に生まれてます。それを初めて知った時はそりゃあもう鈍器で頭殴られた衝撃。“嘘だ……そんなわけ……”と何故か信じようとしませんでした。何なら2人が出会ったのが91年なんでね、私が生きてきた年数よりも2人は一緒にいるなんて………ちなみに同級生のお友達は2人がKinKi Kidsになった日に生まれてます。
- 物心ついた時にKinKi KidsがCDデビュー
あと、キンキに嵌ってからこれまで出した曲を聴くにあたって、小学生の頃にリリースされたキンキのシングルは聴き覚えのある曲ばかりで、“キンキ名曲あり過ぎだろ……”と思いました。むしろ最近リリースした曲のほうが知らなかった………←
小学生の頃はたぶんジャニーズの中でキンキの曲を一番知ってたかと思います。
- 2005年、打ちひしがれ事件を目撃する
私は生で歌ってるからこそ起きてしまったハプニングを見ていて“キンキって歌上手いんだなぁ”とこの時初めて認識したと思います。後にキンキファンの間で伝説として語り継がれる事件だったのかと知ることになります。
そして2008年に嵐ファンになったことで、よりジャニーズを身近に感じるようになったため、ここから先の出来事は着実に、そして決定的に私の中でキンキの印象を変えていくことになります。
- 2013年冬、初代金田一を初めて見る
そんな私が初代を見るキッカケになったのは4代目山田さんの金田一です。その時には嵐以外のジャニーズにも目を向けるようになっていたので山田さんが演じるはじめちゃんはどんなだろうと思って見てみました。
これまた好きだわーーー!!と思った。2代目のはじめちゃんより4代目のはじめちゃんのほうが好きだと感じた。Twitterを見ると世間の皆様も「原作に1番近いかも」と高評価していて、私山田担でもないのに嬉しくなって。ただ、「原作に1番近い」という感想の次には必ずと言っていいほど「でも初代が1番好き」という文字が並んでいました。みんなどんだけ初代好きなの?何、そんなに初代って良いの?それなら初代見てみよう!と思って初代シリーズ最初の学園七不思議殺人事件を見てみたら………
これは初代が1番だわ……!!!!!と納得した。普段ヘタレでおバカで母性本能くすぐられる可愛さがある反面、推理の時や危険に晒された時の男らしさを持ち合わせてたり、いつも可愛い子とかになびいてナンパとかしちゃうくせに本当は美雪を1番大切に思ってたりするはじめちゃんを堂本剛が演じたのは大正解だと思った。何が大正解なのか説明できないけど、原作読んだことないけど、堂本剛ははじめちゃんにピッタリだと思った。
それから初代シリーズ一気に見ました。最後の映画まで辿り着くのに長すぎて“初代どんだけ人気だったんだよ…やりすぎだよ…”と思いながらも早く続きが見たくてあっという間に初代シリーズ制覇しました。私にとって初代は金田一シリーズの中で最強で最高で不動の1位になったんです。
- 同年、堂本剛の歌声に恋をする
しっとりとしていて色っぽくて儚くて切なくて、この世の中にある言葉では言い尽くせないような堂本剛の歌声で放たれた「I LOVE YOU」という歌詞。秒数にしてたった2秒のこの歌詞を聴いた瞬間、ほんとその瞬間、心臓を掴まれた。鳥肌が立って、体が固まって動けなくて、目を見開いて自分でもどこに焦点を合わせているのか分からなかった。こんな感覚に陥るのは初めてで、今でもあの感覚は忘れられない。聴けば聴くほど胸がきゅうううっとなって……うまく説明できないのが凄く悔しいけれど、たぶんあの時、私は堂本剛の歌声に恋をした。
曲が終わってもつよしの歌声が離れなくて、心は掴まれたまま震えたままで、その後のラジオの内容はほとんど入ってこなかったです。私はこの感覚が消えないうちにとTSUTAYAで「カバ」を借り、ベイストで聴いた時の感覚をもう一度味わいたいと思って『I LOVE YOU』を改めて聴きました。初めて聴いた時ほどの衝撃はなかったけれど、体全体に染み渡っていく歌声がとても心地良くて、この人の歌声は本当に凄いと感じました。
堂本剛の歌声に恋した後に、タイミング良く「天魔さんがゆく」が放送されたり、天魔さんの宣伝で雑誌の表紙が堂本剛ばかりだったりで空前のつよしブーム到来です。何度、美しいつよしが表紙のテレビ誌を手に取りレジに持って行こうか行かまいか悩んだことか。結局金欠で買わなかったんですけど、今思えば買っておけばよかったと後悔しています。天魔さんもあのゆるさがツボで好きだったんですが、私は1つのことにしか熱を持ち続けることができない性分なのと、個人的にいろいろと忙しくなったために天魔さんが最終回を迎える前につよしブームは去っていき、嵐を追いかける日々に戻っていきました。
- 2014年秋、モチの歌のCMに遭遇
そんな時にテレビから聴き覚えのあるメロディが流れてきたのです。「あれ?これって初代金田一の主題歌!!?」と思ってテレビ画面に目を向けると、どうやらKinKi KidsのコンサートDVDのCMっぽい。だけど何かがおかしい。どう考えても聴こえてくるのは『Kissからはじまるミステリー』のメロディなんだ、でも聴き覚えのない歌詞が並んでいる。「餅はお餅、餅はお餅、餅には醤油も要らないよ♫」何だ、このくっだらない替え歌は!!!と草を生やしました。でもこのくだらなさは嫌いじゃない…むしろ大好きだ!!!と叫びたくなったくらいツボで、このくだらない(褒めてる)替え歌をコンサートで歌ってるの?しかもそれをCMで使ってるの??センス良すぎじゃない??と、これまで持っていたキンキのイメージがちょっと変わりました。どちらかというとクールな印象が強かったキンキがこんなにユーモア溢れることをしちゃうんだ、しかもファンと同じ空間を過ごすコンサートでしちゃうんだと。好感度だだ上がりです。
そして、このモチの歌のCMを見たことによって私はキンキのコンサートに興味を持ちました。バイト先の後輩(ジャニオタ)と「今CMでやってるキンキのコンサートDVDちょっと欲しいんですよね〜(後輩)」「え、私も欲しいと思ってた…!(私)」という会話をしたほど。結局買えなかったんですけどね。嵐とV6でいっぱいいっぱいだった私にあのモチの歌のCMは強烈に印象を残していったんです。
- Mコンでキンキに目覚める
コンサートに行った感想は以前書いた記事でアホ丸出しな文章で語っているので割愛しますが、本当に本当に本当に本当に楽しかったです。Mコンに行くまでは、コンサートは席がステージに近ければ近いほど楽しいものだと思ってたし、逆を言えば遠ければ遠いほど楽しくないものだと思ってた。でもキンキのコンサートはどれだけ遠くても、2人が豆粒ほど小さくても凄く楽しかった。歌に酔いしれてダンスに魅せられてMCで死ぬほど笑ってペンラの海に感動して。できることならまた来年も行きたいと思った。
そしてMコンがきっかけで私はキンキに沼に嵌っていくわけです…
- Φコンのハモデでキンキに落とされる
ハモデの動画で落ちた理由はたった1つです。キンキがこんなにイチャつく人達だとは知らなかった。これ結構な衝撃でした。キンキにクールな印象を持っていた私は、2人の関係性もドライなものだと思っていました。だけど蓋を開けてみたらとんでもなかった。Φコンの動画は他にもあったので見たんですけど、どれもこれも酷いくらいにイチャついていて、なんてったって光一さんのでろんでろんに溶けた雪崩顏にやられました。
私は元々グループ内のいちゃいちゃわちゃわちゃが大好物な人間で、嵐もV6もそういった場面をよく見るから好きになったところがあります。嵐もV6も多人数グループで、コンビの組み合わせは嵐は10通り、V6は15通りもあります。それぞれの関係性はどれも違って見ていて面白く、その中でいちゃこらされると激しく萌えるコンビもいてとても楽しいです。ただ、キンキのたった1通りしかない、1対1でしかない2人の関係性が1番やばいのではないか?どんな時でも隣にいるのは堂本剛だけ、堂本光一だけというKinKi Kids強すぎるのではないか?と気付いてしまったのです。既に落とされているのに、さらに地中の奥深くまで沈められるんじゃないかと思いました。
それから見つけた動画はどれもこれもキンキの仲良し動画や2人の尊さを詰め込んだ動画ばかりで、これはもう抜け出せない底なし沼に嵌ってしまったのだと降参しました。私は5000円を握りしめて郵便局に向かい、払込用紙の加入者名の欄に「KinKi Kids」と記入して局員さんに渡しました。前にも言いましたが、Mコンに行ってからここまで半月です。ファンクラブに入るまで嵐は約5年、V6は約1年かかったというのに、たった半月で私にここまでさせたKinKi Kids恐ろしいですね。
- 絶対的自担、二宮和也の位置が揺らぐ
今年3月15日放送のトーキョーライブ、MCはもちろん堂本剛です。この回の堂本剛は凄かった、約1時間で彼の魅力が詰まっていた。初っ端から「堂本光一です」とボケをかまし、舗道の空き缶を蹴飛ばし、ナナナに「剛さんの年収は墓まで持っていきます!」と言われ、昭和レトロプレゼン対決ではひたすらに可愛いおつよしちゃんで、プレゼン中にも光一光一言うし、クリームソーダを溢して「あっ、こぼれたっ」ってくっそ可愛いばかやろうと言いたくなるのに、最後は本番に弱いと言っておきながらフリースローを華麗に2回も決めちゃう堂本剛かっこよすぎか……。
これだけでも十分なくらい素敵なのに、極め付けはお悩み相談のつよしさん。彼氏の母親に結婚を猛反対され彼氏から別れを告げられたけど、こんなことで諦められないと相談してきた方に対して世間(主にTwitter)では「その彼氏と結婚しても母親にいびられて結婚生活辛くなるんじゃないか?」「母親が怖くて逆らえないような男とは一緒にならないほうがいい」と厳しい意見が多く、私も正直結婚は難しいんじゃないかなぁと思いました。でも、つよしさんは「家庭に入って彼を支えていけるような資格を取るなど努力をしてお母様に意思表示をするのもいいんじゃないか」と決して否定的なことを言わず相談者さんが前を向けるようなアドバイスをしてあげていて、純粋にこの人凄いなぁと感じました。もし自分の友人が同じ状況になって悩み相談をされたら私はこんな風に言葉を掛けてあげられるだろうか、きっと厳しいことを言ってしまうのではないかと思うと、つよしさんの優しさはどこまでも広くて深いなぁと。
そして、もう1つの選択肢として語られたつよしさんの言葉がとても胸に響きました。
好きならば好きなまま好きなだけ好きでいればいいし、本当に好きな相手には迷惑をかけないっていうか。そっと見守る愛もあるしね、結ばれなくても。絶対結ばれへんねんけど、凄く悲しいねんけど、でもその人のことを生まれてきて愛してきたんだから、ずっと側で見守るとか遠くから見守るっていうことも愛だと僕思うんで。そういう凄く壮大な愛ですけど、そういう時間を生きてみるっていうのも最終的には有りな気がするんですよね。『好きならば好きなまま好きなだけ好きでいればいい』この言葉には痺れた。この人は一体どの視点から物事を見ているのだろう、この人の目で見える世界はどんなだろうと思った。相談者に寄り添いながら悩みを聞いて、悩みが解決できるように真剣に考えて、少しでも前に進めるように導いていて、その全ての言葉に愛が溢れていて。それって結構難しいことで、簡単にできることではなくて。なんかうまく説明できなくて申し訳ないんですけど、とにかく凄いなと本当に素敵な人だなと思ったんです。
この回を見終わって「うわぁ、好きだぁ」と無意識に口から言葉がこぼれました。堂本剛が好きだ、すげえ好きだという想いが心の奥底からあふれてきました。そして、“やばい”と思った。もしかしたら、二宮より好きになるかもしれないと。ずっと1番に好きだった二宮の場所が初めて揺らいだ瞬間だった。
このまま堂本剛を自担に位置付けてもいいかもしれないけれど、ずっと二宮担をしてきた私のプライドが「待て、一旦落ち着いて考えろ」とストップをかけてきました。そのため堂本剛と二宮和也、どちらが自担なのかハッキリしない日々が続いていくことになります。
- キンキファンとして生きることを決意する
そんな中突然舞い込んできた朗報。テレ東音楽祭の観覧に当たったのです。申し込めるものは申し込んどけ精神で申し込んだのですが、まさか当たるとは思わず、当選メールを見て「ぎゃああああ!!!」と叫びました。Mコンぶりのキンキに会えるのか…しかも貴重な夏のキンキに…こんなド新規がいいのだろうか…と動揺しまくりで実感も湧かないまま当日を迎えましたが、集合場所に着いても実感は湧かず。
スタジオに入ってMCの太一くんが来て放送開始してからやっと「あ、私は今テレ東音楽祭の観覧に来ているのか…!」と実感湧いてきました(笑) スタジオ観覧の雰囲気は凄く良くて、マナー悪い人は見かけなかったし、いろんなアーティストのファンがいたけれどどのアーティストの時にも全体で盛り上げよう感が強くて。テレ東らしいゆるさがアットホームな空間を作り出していたような気がしました。そんな空間で歌うジャニーズ勢はとても輝いていた。序盤に歌ってキラキラ全開で会場を一気に盛り上げたHey! Say! JUMPも、チュムチュムでエロとイケメンを解き放っていたNEWSもとてもカッコ良かった。TOKIOはトークだけだったけどデビュー21年目の抜群の安定感と大人の色気があって、ジャニーズってやっぱり凄い人達の集まりだと思い知りました。ジャニーズ3グループを真近で見てこんなに興奮してるのに、キンキ見たらどうなっちゃうの私!!って状態でした。でも、待っても待ってもキンキがぜんっっっっっっぜん来なくて。待ちくたびれた頃にモニターで「このあとKinKi Kidsメドレー」の文字が出て一気に心臓がバクバク鳴りだして、提供で2人がスタジオ外でスタンバイしている映像が流れた時は息も絶え絶えでした。ほんと自分壊れるんじゃないかと思った。
そしてキンキがステージに登場して捌けるまでの体感時間3分。それくらいあっという間に感じた。楽しい時間は早く過ぎると言うけど、一瞬で過ぎ去っていきました。キンキがステージに立って歌っている間ずっとふわふわしていて、Twitterでも言ったけど幻を見ているかのようでした。目の前で歌ってるけど、あの人達本物だよね??幻覚を見てるわけではないんだよね??と周りの人に聞きたいくらい不思議な感覚で。メドレー最後の薄荷キャンディーの時は“もう終わってしまう…この時間がずっとずっと続けばいいのに…”と、そればかり思っていたので記憶はほどんどありません。←
観覧前半組の最後のアーティストがキンキだったので、キンキが捌けたらスタッフの誘導でスタジオを出ました。帰ってる間もずっとふわふわしてました。気付いたら呆然とした顔して歩いていて、足元ふらっふらで(数時間立ちっぱなしの疲労もある)ちゃんと歩けなくて、一緒に帰ったキンキファンの方と「かっこよかったっすね…あっという間でしたね…」と会話して。帰宅して録画したのを見て、“私ここにいたんだ、こんなにかっこいいキンキを生で見たんだ”と胸がいっぱいになりました。
次の日になってやっと幸福感が込み上げてきて、キンキのことをもっと好きになった。そして、キンキのことをずっと好きでいたいと思った。いつまで好きでいるかは分からないけど、いつまでも好きでいられたらいいなと思った。自分がキンキを応援して追いかけ続けている未来を強く強く願った。
嵐から離れる宣言をして、気持ちの置き所がなんとなく中途半端な状態になっていましたが、テレ東音楽祭でたぶんキンキに振り切れたんだと思います。だってあの日からキンキしか見えない。
そんなこんなで長く語らせていただきましたが、私はキンキファンで在り続けたいと思っております。こんなド新規を大歓迎してくださった温かいキンキファンの先輩方、どうか今後ともよろしくお願いいたします!!
ちなみに、つよしの話ばかりだなぁと思われた方もいるかと思いますが、光一さんも大好きですからね!もし世界中の男がキンキの2人だけになってどちらかしか選べないと言われたら、光一さん選びますから!ただ、その話をするともっと長くなるのでまた今度。(たぶんしない)